フランスで人気の日本人作家
フランス語に翻訳されている日本の文学
10/27/20241 分読む


フランスで人気の日本人作家8人
フランスではマンガだけではなく、日本の文学作品も人気です。フランスで人気の日本人作家のフランス語に訳されている代表作品を古典と現代に分けて紹介します(五十音順)。
まずは古典的作品から。
1. 川端康成- 『雪国』『伊豆の踊り子』。恋愛ともつかないような繊細な心理描写がフランス人にも親しみやすいです。
2. 太宰治 - 『人間失格』『走れメロス』。深い人間心理の探究や自己葛藤などの普遍的なテーマがフランス人読者の心にも響きます。
3. 谷崎潤一郎- 『痴人の愛』『刺青』。谷崎の独特な美学とエキゾチックな官能美はフランス人にも魅力的に映ります。
4. 三島由紀夫 - 『金閣寺』『仮面の告白』。自己矛盾や人間の内面に迫る作品はフランス人の興味をそそります。
現代の日本人作家の作品も意外と多くフランス語に翻訳されています。
1. 川上弘美 - 『センセイの鞄』『ニシノユキヒコの恋と冒険』。多くの作品がフランス語に訳されています。日常の不思議さや読書後の独特の余韻がフランス人読者を惹きつけます。
2.川口俊和 - 『コーヒーが冷めないうちに』。フランスで今、一番売れている日本人作家かもしれません。国鉄駅の本売り場でロングセラー。
3.村上春樹 - 『海辺のカフカ』『1Q84』。フランスだけでなく世界で最も知名度の高い日本人作家ですね。
4. 吉本ばなな - 『キッチン』『TUGUMI』。家族や孤独、日常の中の美しさというテーマは普遍的。
他にも、推理小説ですと東野圭吾の作品もフランス語に訳されています。宮部みゆきや林真理子など、日本で大人気でもほとんど翻訳されていない日本人作家も少なくありません。日本語の原版とフランス語訳を比べながら読むのはフランス語の勉強にもなって面白いですよ。
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