北海道が誇る「日本のブルゴーニュ」

日本のワイン

10/19/20251 分読む

日本のウイスキーが世界中で高く評価されていることはよく知られています。
しかし、今、国際的なソムリエたちが注目しているのは、もうひとつの日本のお酒──「日本ワイン」です。

その中でも、私の生まれ故郷である北海道・余市(よいち)は、ワイン産地として急速に評価を高めています。
冷涼な気候と豊かな自然、そして情熱をもった生産者たちによって、余市は「日本のブルゴーニュ」と呼ばれるほどのワインを生み出しているのです。

余市のテロワール 〜 厳しい自然が育む繊細な味わい

札幌から車で約1時間。北海道西部に位置する余市町は、冬の寒さが厳しく、夏が短いという大陸性気候に恵まれています。
この冷涼な気候がぶどうの成熟をゆっくりと進め、酸味と香りのバランスに優れた果実を実らせます。

また、ミネラル豊富で水はけの良い土壌は、北ヨーロッパの名醸地を思わせる特徴を持ち、ワインに繊細なニュアンスを与えています。
こうした条件が重なり、余市はまさに「ワイン造りに最適な土地=テロワール」として注目されているのです。

ドメーヌ・タカヒコ 〜 新世代が切り拓く余市ワインの未来

余市のワインづくりの始まりは1970年代、ニッカウヰスキーがこの地でぶどう栽培を始めたことにさかのぼります。
その後、地元の若い醸造家たちが次々と独立し、小規模ながら高品質なワインを生み出すようになりました。

なかでも、曽我貴彦氏(そが・たかひこ)が手がける「ドメーヌ・タカヒコ」は、国内外で最も注目されているワイナリーの一つです。
自然発酵によるピノ・ノワール
は、透明感と奥行きのある味わいが特徴で、世界のワイン専門家たちから「ブルゴーニュにも匹敵する日本ワイン」と高く評価されています。

世界が認めた余市 〜 Nomaが選んだ唯一のアジア産ワイン

ドメーヌ・タカヒコの名声は、日本国内にとどまりません。
デンマーク・コペンハーゲンにある**世界最高峰レストラン「Noma(ノーマ)」**のワインリストに、唯一アジアから選ばれたのが、この余市のワインです。

世界のトップシェフたちが選ぶレストランで提供されているという事実は、
日本ワインが世界に通用する時代」の到来を象徴しています。

私は翻訳家として、言葉と文化のあいだにある「微妙なニュアンス」を大切にしています。
テロワール(土地の個性)を尊重しながら新しい価値を生み出すワイン造りのように、
翻訳もまた、伝統と創造のあいだで調和を探る仕事なのです。

https://www.youtube.com/watch?v=VQyYKNdYTk0&t=18s

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